脱お正月飾り/箕面で広がる~「春まで“葉ぼたん”」の動き・・

 

 今、箕面・白島の「花咲か公園」で、“葉ぼたん”と桜が競演するというやや珍しい光景が・・・。

「花咲か公園」でこの3月下旬
「花咲か公園」でこの3月下旬

 

 この「珍現象」は、①花壇を管理する市民組織(みのお園芸ファーム)が意識的に“葉ぼたん”を春まで咲かせる一方、②早咲きの河津桜の開花とが重なったため出現・・。

  

 箕面市内でもシンボルロード(箕面駅付近)では歩道のコンテナ花壇の“葉ぼたん”がお正月過ぎの1月半ば頃には早々と撤去されたのに対し、「花咲か公園」の春までの“葉ぼたん”残存は対照的・・。

デザインされた“葉ぼたん”の輪。
デザインされた“葉ぼたん”の輪。
輪全体が一つのお花みたい。いずれも「花咲か公園」
輪全体が一つのお花みたい。いずれも「花咲か公園」

 

 この「春まで“葉ぼたん”」傾向は、小ぶり化や縮れなどの品種改良を背景に人々がすこしずつ「お正月の飾り」のイメージを超え、春まで続くその美しさに気づき楽しみ始めたからのよう・・。

 

 「NPO花とみどり」メンバーのある女性も「“葉ぼたん”に目覚めた」と、お庭にたくさんの苗を植えたそうです。
 箕面で、こうした“葉ぼたん”に魅力を感じる人々が増えてるのでしょう・・。

 

 ヨーロッパの“クリスマスローズ”のように、“葉ぼたん”が日本的な冬場を通じたお花として今後も広がるかも・・。
 
 以下、箕面で3月下旬に見つけた「春まで“葉ぼたん”」の数々です。

“葉ぼたん”が春の花アネモネなどと共存。「古井戸公園」(かやの中央東南角)で。
“葉ぼたん”が春の花アネモネなどと共存。「古井戸公園」(かやの中央東南角)で。
パンジーに囲まれた“葉ぼたん”。西小路で。
パンジーに囲まれた“葉ぼたん”。西小路で。
小さな“葉ぼたん”の寄せ植え。桜ヶ丘
小さな“葉ぼたん”の寄せ植え。桜ヶ丘

粟生外院郵便局の入口で。なごやか・・。
粟生外院郵便局の入口で。なごやか・・。
粟生外院の美容室ビュールさん前。ここは、お花も人も美しく・・
粟生外院の美容室ビュールさん前。ここは、お花も人も美しく・・

ちりめんの“葉ぼたん”の風合いを生かして・・。粟生外院の住宅の門前で。
ちりめんの“葉ぼたん”の風合いを生かして・・。粟生外院の住宅の門前で。

 

※ もちろんこうした動きは広域的なものでしょう。でも“葉ぼたん”は箕面特産(主に新稲)なので、箕面が先頭を切ってもいいでしょうね。

※ なお、「花咲か公園」の“葉ぼたん”が春まで美しいのは、冬の間も数日ごとに水やりや枯れた下葉の除去などお世話がやられているから・・・。街角の“葉ぼたん”も同様とお見受けしました。

※ ・・とはいうものの、「花咲か公園」の“葉ぼたん”は、まもなく撤収の予定(4月初めごろ)。マリーゴルドなど夏花壇への準備(土づくりなど)のためです。
※ 写真はいずれも3月下旬に撮影。

                                           (NPO花とみどり 事務局)

                                                                      

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コメント: 3
  • #1

    やまとやとそう (水曜日, 29 3月 2017 11:42)

    みどりの街みのお の情報いつも有難うございます。今回のハボタンについては
    全く知りませんでしたが、小生も、箕面散策の中で、ハボタンの寄せ植えを時折見かけて、お正月だけではなく今でも活かすことができるのだと感心していたところです。葉ぼたん”と桜の競演とはユニークですね。
    末尾ながら、貴NPOのますますのご発展を祈念いたします。

  • #2

    NPO花とみどり 事務局 重本 (水曜日, 29 3月 2017 19:36)

    やまとやとそう さま

     コメントどうもありがとうございました。
     
     今日、水やり当番で「花咲か公園」へ行きましたが、通りがかった年配の女性から「(白いのを見て)珊瑚礁のようでとてもきれいですね」と声をかけられました。
     葉ぼたんが春まで愛されているのは、やはり美しいからでしょうね。

  • #3

    日比野 (水曜日, 29 3月 2017 20:47)

    ハボタンも色や大きさも多種多彩となりました。
    花が少ない冬から春先にかけて玄関先に置く
    鉢植えとして重宝しています。