あったかお正月・箕面で早くも 紅梅 が開花 / 暖冬(≒温暖化)傾向がお花などに影響

 

  箕面では、フツーなら2月に咲く「梅」が、早くもお正月に開花!

 

 気象庁HPでは、「梅」の開花前線は平年(注1)なら1月中旬の沖縄からスタートし北上。
 しかし今シーズンの開花は12月から、高松で14日(平年より37日早い)、奈良で27日(同40日早い)、松山で28日(同9日早い)。
 今までのところ、この3か所平均で平年より約1か月(29日)も早い開花ペース。
 (沖縄や大阪はまだ・・)

 

 大阪の「梅」の開花は、平年は2月10日。
 しかし、箕面では既に“紅梅”が開花【写真】。
  大阪管区気象台の「梅」の開花(宣言)は間もなくでしょう。

(気象台は、全国的に別品種の“白梅”で判定)。

 

  注1: 平年=過去30年間の平均。(現在は1981~2010年間平均。10年ごとに更新) 

早くもほころび始めた紅梅(桜ヶ丘2丁目)
早くもほころび始めた紅梅(桜ヶ丘2丁目)
「梅」の開花前線(平年)。大阪は2月開花の範囲に。(気象庁)
「梅」の開花前線(平年)。大阪は2月開花の範囲に。(気象庁)

 

 箕面では梅の異変だけでなく、「いちょう」や「もみじ(かえで)」の紅葉(黄葉)が一部で残存(大阪での平年の落葉日(80%落葉)は、各々12月3日と同月15日。大阪管区気象台)。
 特に、一部の「いちょう」の落葉は1か月ほど遅れ、お正月まで残るのはかなり珍しい・・。

「いちょう」の黄葉がまだあちこちに(中央線桜ヶ丘区間)
「いちょう」の黄葉がまだあちこちに(中央線桜ヶ丘区間)

「もみじ」の紅葉も(桜ヶ丘1・3丁目)
「もみじ」の紅葉も(桜ヶ丘1・3丁目)

 

 さらに大阪管区気象台によると、今シーズンの「椿」の開花(宣言)は12月15日で、平年(2月2日開花)より49日もチョー早い開花。過去の記録を更新。

 箕面でも、「椿」はこのお正月にはすでに満開に近い木も・・。

どんどん咲き出す椿の花(桜ヶ丘1丁目。新稲5丁目)
どんどん咲き出す椿の花(桜ヶ丘1丁目。新稲5丁目)

 

 

 全国的に11月から明らかに気温の高い日が続く・・。

11月~12月にかけて、気温は平年より高い。平年並みなら、10月のように赤と青の部分がほぼ同じに。
11月~12月にかけて、気温は平年より高い。平年並みなら、10月のように赤と青の部分がほぼ同じに。


 秋の名残りが、冬の半ばまで残ったり・・
 早春のお花が、冬の最中から咲き出したり・・
 暖冬が花木や草花などの“園芸前線”にも影響・・。

 

 今の暖冬がただちに地球温暖化の結果とはいえないのですが、年々こうした傾向が続けば園芸の分野にもやがては大きな影響が・・・。
 お花などの育成マニュアルの見直しも必要かも・・

 

 国は昨年暮れに農産物について、栽培品種の変更など温暖化対策を打ち出してます。

バラの花と葉ぼたんが同居(桜ヶ丘1丁目)
バラの花と葉ぼたんが同居(桜ヶ丘1丁目)
春~秋の花・ジニア(百日草)が、お正月にも咲く・・(同)。もしかすると、二百日草に?
春~秋の花・ジニア(百日草)が、お正月にも咲く・・(同)。もしかすると、二百日草に?

 

※ 写真撮影は。1月1日&2日。

                                          (NPO花とみどり事務局)