お盆に、お墓参りに箕面市墓園へ。
お花が少ない夏枯れ、でもここは花盛り・・。
お花を見て回ると、きれいなものも多く定番の“菊”以外にもいろんなお花が・・。
早速、近くのお花屋さんで事情を尋ねました。
「お墓に飾るのは、どんなお花でもええよ」
「最近は、色目(いろめ)がきれい(華やか)なのが好まれる」との返事・・。
今、お墓のお花について、かなり自由な気持ちで美しいものや心を込めたものを飾る傾向があるらしい・・。
その中で少し気になったのが、「造花」【写真↓】。
園内にチラホラ・・。
なるほど、枯れずにいつまでも美しい・・。
九州出身者などによると、「九州地方のお墓ではかなり見られる風習」といいます。
さらに進むと、区画にお花や花木を植えてはるトコも【写真】。
これなら、枯れる心配は少なくナチュラル・・。
私たちは、お花をお誕生日や結婚式などでプレゼントしたり飾ったり・・ 同時に、お葬式やお墓などでも、お花を飾ったり・・。 つまり、お花は「生を喜び」「死を偲(しの)ぶ」両方に精神的な“不思議な力”があるよう・・。
そして今、お墓では従来の白や黄の菊などにとらわれない“華やかな鎮魂”が静かに広がりつつあるよう・・。
このあたりをネットで調べてみると・・、あるサイトが・・。
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(仏前や墓前の供花は)
「私たちの視覚を通して浄土の美しさを表している」
「花が綺麗に咲き誇るのは、種という『いのち』が脈々と何代も受け継がれてきた証」
「花が精一杯咲いた後に枯れてゆくのは、『やがては終わりに向かってゆくいのち』の表れ」
(これらをまとめると)
「仏花はその身をもって「いのちの生まれの尊さ、いのちの無常さ(はかなさ)」を示す・・」
(この趣旨から、お墓のお花は“生花”がいい・・・と続きます)
(「いずみ寺報」 http://daisenji.blog9.fc2.com/blog-entry-28.html から)
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※ この10年ほどの間に、高齢化もあって「樹木葬」など-お葬式やお墓を巡って新しい動きが・・。そうした流れの中で、お墓のお花にも“華やかさ”“センスの良さ”が求められているのかも・・。
いずれにせよ、街の一角にある墓園が「開かれた公園墓地」など“花とみどりの憩いの場”として、市民に親しまれ生かされていくことが望まれます。
※ 写真は8/15、市墓園(箕面市半町4丁目)で。但し、*印は向かいの瀬川・半町共同墓地で。
(NPO花とみどり 事務局)