★ 来園は女性が中心 ★
2回目の「粟生外院バラ祭」が5/23(土)・24(日)に開かれ、新聞報道もあって箕面をはじめ遠くは八尾・高槻などから女性を中心に昨年を上回る1,030人(推計。※1)が来園。
※1:【来園者数】会場での資料配付数=865部。家族連れ等で1部のみの人もいて、観察から1.2倍とみなし、865人×1.2≒1,030人と推計。
昨年は、同じく2日間で約850人。
★ “良かった”が98%-アンケート ★
会場でのアンケート結果(※2)では、『印象』としては「とても良かった」76.5%、「良かった」21.2%、合わせて“良かった”が97.8%と圧倒的に多く、訪れた人々はこのバラ園に魅了されたよう・・。
※2:【アンケート調査】回答者数:262人(来園者の約四分の一が回答)。
★ “良かった”理由=多様なバラ+女優さんの写真+スタッフたち ★
“良かった”理由を尋ねたところ、主には次のよう・・
トップの理由は「いろんな種類のバラが見られた」。
そう広くない南北のバラ園ですが、おおよそ60種・200株のバラが植えられてます。
まず“多様なバラの満載”が魅力ですね。
続いて、バラには美しい女優さんの名前がつくことが多く・・・、今回はバラ園オーナーの久保ノリ子さんの努力でそのポートレート(写真)が園内に並べられ、大きな魅力アップに。
そして、ここの庭園自体が、ヘップパーンさんが愛したイギリス風に作られてます。
3つ目の理由・・「ガイドやボランティアの対応が良かった」。
今回は開校中の「花とみどりの学校」の生徒さんをはじめ市民のボランティア(延べ29人)・実行委員(約10人)、さらにはプロのバラガールさん(女性販売員)・ガードマンさん(共に5人)・園芸会社関係者(2人)などが運営に協力しました。
これらのスタッフが、来園者にていねいで親切に応対していただいたのでしょう。
また、園内のバラとバラとの間には草花や観葉植物が植えられ、バラの花を包み引き立てています。
「こうしたやり方が(国際的なバラ展など)世界の流れだ」・・ここのバラ園を設計した園芸デザイナーの井野元 敏さんは語ります。
★ 質的には、日本の“トップクラス”のバラ園(バラ祭) ★
設計者の井野元さんは、日本でのバラの大ベテラン・・・
ハタと思いついて質問・・
『このバラ園は面積こそ小さいけれど、質的には日本の“トップクラス”と思っていいですか?』
井野元さんは、大きくうなづきました!!
加えて、ホテルでの勤務経験のある久保さんのアイデアで女優さんの写真やBGM、さらにはグッズや花苗の販売など・・
イベント=バラ祭としても、もしかすると日本有数の充実ぶりかも・・。
★ 箕面での“オープンガーデン”の先取り ★
「(粟生外院のバラ園は)箕面での“オープンガーデン(個人のお庭の公開運動)”の「先取り・幕開け」と言える」(箕面の園芸専門家)」との指摘が・・。
今の箕面での花とみどりの新たな動きのポイントは、道路沿いの民有地でのお花飾りやオープン外構の普及などに示されるように「個人パワーを生かし花とみどりの街づくりを進めよう《個人パワーの公益化》」という点でしょう。
この新たな流れのシンボルが、個人のバラ園を市民に公開するという《粟生外院のバラ園》の取組と言えそうですね。
【報告とお礼】
バラ祭は、箕面市のまちなかのみどり支援事業の助成を受けて実施しました。
また、バラ祭の会場で本実行委員会・NPO花とみどり・Kガーデン(バラ園)が合同で「バラ募金」を行ったところ、皆さんから2日間で4万円余(41,218円)の募金をいただきました。募金は、粟生外院バラ祭並びに箕面でのバラづくりや花とみどりの活動の普及のために使わせていただきます。
どうもありがとうございました。
※ バラ園の写真は5/23・24撮影。
(粟生外院バラ園実行委員会・事務局)
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