箕面市の中部(萱野)エリアの農村集落・芝村(芝地区)に、今年も多くの“鯉(こい)のぼり”が・・・
みどりの風に身をよじらせ泳ぐ姿は、実にダイナミック!
近づくと、その魚らしい生々しさに、一瞬、ギョギョ・・。
風をイッパイにはらんだ“鯉”は、まるで生きてるみたい!
ここ芝村では周囲の田畑を残すなど、昔ながらの農村風景が守られてます。
その中で“鯉のぼり”は風景と見事にマッチし、とりわけ多くの人が風情(ふぜい)を感じるよう・・。
「今年は6本ですね」、田んぼで仕事中の村の男性が頭の中で数えながら・・。
「りっぱな“鯉のぼり”が立ってるね」
門前に友達といた小学生ぐらいの女の子に声をかけました。
「うん、弟がいるから・・」
「そうか、女の子はおひな様を飾るんだね」
「ええ、そうです」と、はにかみました。
「皆さんで取り決めて、“鯉のぼり”を出してるんですか?」
村の中の萱野三平旧宅の庭の草取りをしてた年配の女性(村の人)に尋ねました。
「別に村で取り決めなどがある訳でなく、皆さん男の子が生まれたらしばらく(数年間)は“鯉のぼり”を立てはりますね・・」
今はやりの“鯉のぼり”で村起こしをねらってる訳でなく、風習として続いている様子。
自然に行われてるというが、すばらしいですね。
※ 撮影は、5/2・3。
※ 芝地区は、箕面市萱野3丁目(国道171号の南側)一帯。集落の中を西国街道が通る歴史の地です。
(NPO花とみどり 事務局)
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