箕面市役所の南側を東西に通る市道・中央線の桜ヶ丘区間には、整備時の沿道住民への「アンケート」からイチョウとしだれ桜との街路樹が交互に植えられてます。
特に、高木のイチョウは秋には黄色く鮮やかに・・、歩道の落ち葉じゅうたんとともに“輝く黄金通り”となります。
イチョウの落ち葉はやや肉厚で少しやっかいなんですが、「きれい」ということもあって沿道の皆さんはモクモクとおそうじされてます。でも・・、落ち葉が踏みしだかれると葉っぱがアスファルトに食い込み掃くのが大変・・、「落ち葉をあんまり踏まずに歩いてくれはるとありがたい」とのことです。
中央線は当初計画では4車線でしたが、周囲が閑静な住宅街ということで沿道住民の強い意向を受け2車線に縮小、かわりに街路樹帯と自転車道とを設けて整備、結果として“緑豊かな幅広い歩行空間の道”の全国的な先駆けとなりました。
こうした経過もあって、中央線は人々に愛された道となってます。
【場所】箕面市桜ヶ丘1~5丁目、新稲7丁目(中央橋~石澄川橋間 約1km)。
【あし】中央線の阪急バス停「桜ヶ丘」「桜ヶ丘西」下車。
春には“桜のトンネル”が断続的に約400m続きます。
歩車道の区別がない生活道路ですが、戦前からの閑静な戸建て住宅街とマッチして、春の桜・夏の木陰・秋の紅葉・冬の日なたが心地よい並木の道です。
道幅がやや狭いためか“歯抜け”が見られ存続がやや心配・・。
【場所】箕面市桜井1丁目。
【あし】阪急桜井駅から北へ3分。
現地に駐車場なし、駅前の駐車場などを利用。
(2013.4.1 SS)
春には、約350m続く見事な桜のトンネルが・・。
大阪の『みどりの百選』に選ばれてます。
付近は郊外住宅都市として、戦前に開発された閑静な住宅街。
狭い歩道を桜の老木が占領してますが、住民の愛着は強く「街路樹へのクレームはほとんどない」(近所に住む人)といいます。
桜の老木は、ウロの手当てなどがキチンとされてます。
秋の落ち葉などのおそうじも、住民の方がそろっておやりです。
【場所】箕面市箕面4・5丁目(丁目の境)
【あし】箕面駅前から徒歩5分。駅から東へ伸びる桜通りの「箕面北小前」交差点を南へすぐ。
現地に駐車場なし、箕面駅前の駐車場などを利用。
(2013.4.1 SS)