NPO花とみどり/法人解散→任意団体へ~新たな発展目指す

 

  「NPO花とみどり(NPO法人 花とみどりのまちづくり・箕面)」は、このほど事務が繁雑な法人格をはずし(法人解散)、より自由度の高い任意団体として活動の新たな発展を目指します。

 

★  12/18に解散総会

 

  法人解散の主な理由は、同事務局長(重本さん)の病気・高齢化(悪性リンパ腫等 <この半年余入院、現在 自宅静養>、79歳。無償ボランティア)の中、後継者が見つからず繁雑な事務を伴う法人体制の維持が困難なためです。

 

 12/18に法人解散総会を開きます。

 また、新しい任意団体のあり方を関心のあるメンバーによる「準備会」で、この日を皮切りに来年にかけて話し合います。(準備会:どなたでも参加OK)

NPO法人スタートの頃(2014年以降)の総会風景
NPO法人スタートの頃(2014年以降)の総会風景

★ 全国的な動き:既に法人解散が30%

 

 全国的にもNPO法人はかつての勢いがなく、そのあり方が課題なようです。

 発足数は近年は減少し、解散が既に30%に(グラフ参照)。

 

 そのため、やや異例ともいえる「NPO法人の解散マニュアル」が発行され(この11月)、国も新法人(労働者協働組合。労働者が経営イニシアティブを持つ組織。この10月法施行)のスタートにあたり、NPO法人からの移行を呼び掛けたりしています。

グラフ:全国の新規NPO法人&解散数の推移(「NPO法人の解散手続きマニュアル」2022年11月、NPO会計支援センター)
グラフ:全国の新規NPO法人&解散数の推移(「NPO法人の解散手続きマニュアル」2022年11月、NPO会計支援センター)

★ 任意団体の活動イメージ・・幅広く緩やかに

 

 新しい任意団体のあり方はこれから話し合われますが、現在のイメージでは「幅広く緩やかな活動」=「多様化+ソフト化+ライト化(簡素化)」など、新しいタイプを目指します。

 

 具体には、花苗の栽培・配布などの「園芸」を軸に、実績のある「散歩道や公園の整備・管理」(石澄(いしずみ)川などの散歩道、公園の花壇づくり・草刈りなど)などに加え、最近着手されている次のような活動を広げます。

 

※ お花のアート=鮮やかなお花の作品づくり

千日紅などドライフラワーを活かしたお花の作品。みのお園芸ファーム
千日紅などドライフラワーを活かしたお花の作品。みのお園芸ファーム

 

※ お花と触れ合うイベント

子供たちを集めた「花と話そう」。古井戸公園。みのお園芸ファーム
子供たちを集めた「花と話そう」。古井戸公園。みのお園芸ファーム

 

※ 在来植物(生態系)の保全活動

 箕面の田園などの関西タンポポなどの保全、外来植物の除去 など

外来種アメリカ・オニアザミ。箕面からアメリカ・オニアザミをなくす会が、除去活動中
外来種アメリカ・オニアザミ。箕面からアメリカ・オニアザミをなくす会が、除去活動中

 

※ 街路樹の保全

中央線のイチョウ並木。最近、市が撤去を計画(自転車道整備のため)。地元の反対で取り止め。
中央線のイチョウ並木。最近、市が撤去を計画(自転車道整備のため)。地元の反対で取り止め。

 

 さらに、箕面の街路樹の保全や、“農”の保全・魅力アップ(農地・ため池の保全、市民農園+準農家的な市民の農業経営・ブルーベリーなど特産農産物生産の応援)も、市民の期待が高いようです。

 

※ 市民に愛されている“農”の風景ー

新稲の葉ぼたん畑
新稲の葉ぼたん畑

 

 その他を含め、アイデア募集中。

 

【お知らせ】

○ 【解散総会】12/18(日)午後1時半~3時半。

     市立 文化・交流センター(箕面駅前。サンプラザ1号館)

  第1部:解散総会

  第2部:懇談会=第1回準備会)=新しい任意団体のあり方

      ※ 正会員以外の方:総会の傍聴OKで、議長の許可を得て発言でき

   ます。

   特に第2部では自由に発言を。

   ※ 解散は正会員の3/4以上の賛成が条件

         (参加できない正会員は「委任状」を)。

○ NPOの正会員の皆さんには、近く正式のご連絡を差し上げます。

○ 任意団体のスタートは令和5年内を想定。

 

                                                      (NPO花とみどり 事務局)