華麗な空中花壇=ハンギング・バスケットを学ぶ ・・「箕面・花とみどりの学校」フォローアップ講座

 

 「箕面・花とみどりの学校」のフォローアップ講座(中級クラス)の12/12の第3回目の授業は、空中花壇(立体花壇)=ハンギング・バスケットづくりを実習。

 

 「イギリスで発達したハンギング・バスケットは、約20年前頃から日本にも広がり始めました」・・講師の甲角(こうすみ)さんは、まずイギリスでのベランダや街角を飾る見事なハンギング・バスケットの例をパワーポイント画像で紹介。

 

 ハンギング・バスケットは、少なくとも日本では比較的新しい園芸技術らしい。
  この日、参加した生徒さん(18人)も、約半数は初めての体験。

材料のお花の前で、ハンギング・バスケットの講義を聞く・・
材料のお花の前で、ハンギング・バスケットの講義を聞く・・

 

 講師はお手本を見せながら、作り方を説明。


 今回は、とくにお花を垂直に植えボリューム感を出すハンギングバスケット。

作り方を細かく説明・・
作り方を細かく説明・・
講師の甲角さん・・ハンギングバスケットの資格を持つ・・
講師の甲角さん・・ハンギングバスケットの資格を持つ・・
講師のお手本・・こんな風にできるかな~?
講師のお手本・・こんな風にできるかな~?


 「垂直に植える」→ 縦に深い数本のスリット(隙間)のある特別のバスケット(容器)にお花を横向きに差し込み、層状に重ねて植えます。


 「この(スリット入り)バスケットは、日本の企業が開発してくれたんですよ」と講師。

 

 垂直植栽・・ふだん、あまりやらない方法ですね・・。

実習作業中の皆さん
実習作業中の皆さん


 約1時間余り・・やっと完成!

 葉ぼたんなどを使い、お正月用のりっぱなお花飾りが・・

 

 技術をマスターした皆さん ~ うれしそう・・

出来上がった作品を前に・・
出来上がった作品を前に・・
なかなかのできばえ-生徒さんの作品
なかなかのできばえ-生徒さんの作品

 

【コメント】~ハンギング・バスケットで、ブロック塀などの街角緑花を~
 “花とみどりの箕面”を目指す中で、ブロック塀(コンクリート塀)でなく、道沿いに生け垣や花壇が続く街づくりが望まれています。
 このため、箕面市も宅地の道路際に新たに生け垣や花壇を作るケースには、補助金(上限5万円)を出しています。
 これは、いわば構造的・根本的な街角緑花です。しかし、街全体が花とみどりで覆われるには、長期間かかります。
 他方、ブロック塀などにハンギング・バスケットを飾る緑花法もあります。
 こちらは修復的・応急的な緑花ですが、比較的容易にできます。
 花とみどりの街なみを早期に作っていくには、両者を適切に組み合わせることがいいようです。

 

(補足説明)
※フォローアップ講座(中級クラス):この7月に園芸基礎コース(初級クラス)を修了した生徒さんを対象に開催。今年度は3回ですが、資金が確保できれば来年度以降も継続の予定。


                                        (箕面・花とみどりの学校 事務局)